幸せな人生

今欲しいものNo.1 錫の酒器

錫(すず)でお酒が旨くなる?そのワケとは

歳とともに日本酒が大好きになった私、ちかごろ日本料理屋さんででてきた冷酒の片口とお猪口が錫だったこともあり、大ファンに。

錫製の酒器にはそんな魅力があります。

錫(すず)の酒器にはどんな特徴が?ちろりで熱燗、毒性はなく味がまろやかに?お酒の味を引き立ててくれるワケや歴史、お手入れ方法とともに、富山の高岡をはじめ、京都、大阪、鹿児島と日本各地で作られる人気&おすすめの酒器セットなどをご紹介します。

【ちろり】
かっこよくて、本格派な感じがする、錫(すず)の酒器。

でもその良さ、実力は見た目以上のものがあります。

錫(すず)って、どんな素材?

鋼板を錫でメッキしたものが「ブリキ」で、亜鉛とともに鋼板を覆ったものが「トタン」、錫と鉛の合金が「はんだ」。錫(すず)は、いろいろな素材と合わさって、私たちの生活の中に溶け込んできた素材のひとつです。


抗菌性があり、錆びにくく、熱伝導がよく、加工しやすいやわらかさがあるのが、錫の特徴。より軽量かつ頑丈で熱に強いアルミニウムが量産されるようになるまでは、缶詰容器や食器などの日用品に広く用いられてきました。

錫が酒器によく使われるワケとは?

錫には高いイオン効果による殺菌・鮮度保持の機能があると言われ、錫の酒器は酒の味わいをまろやかにするとも。


また、日本では古来から「錫の器に注いだ水は腐らない」とされ、錫の御神酒徳利(おみきどくり)が寺社仏閣で使われてきたことから、今でも宮中では酒そのものが「おすず」と呼ばれることもあるそうです。


熱伝導率が高いため、燗をつける「ちろり」にもぴったり。また「片口と盃のセット」があれば冷酒をより涼やかに楽しめ、錫のぐい呑やお猪口であれば、手から伝わる温度の変化もゆるりと楽しめます。

日常使いしやすい?毒性はなく安全?

熱伝導率が高く、融点が低いため、電子レンジや食洗機に入れることはできませんが、ほかの食器と同様、台所用洗剤とやわからめのスポンジで洗って乾かすだけと、ふだんのお手入れはとても簡単です。


錆びにくく、変色しにくいのも利点ですね。


また、錫は毒性のない金属として世界中で昔から使われてきた金属。
毒性のある「鉛」が混ざった素材や、人工的に作られた「有機スズ」がいわゆる環境ホルモンとして有害であることなどから勘違いされることがありますが、錫の食器や酒器は安心してお使いいただけます。